・事情
相談者の夫がなくなり、約800万円の預金が相続財産となっていました。
ただ、夫は再婚であり、前妻との間に子供がいるのですが、その子供と前妻が相続手続きに協力してくれず、預金を下ろす事も何もできない状態が続いていました。
相談者はこのまま放置しておくのも良くないと考え、当事務所に相談に来られました。
・経過と結論
銀行は相続が発生した場合、相続人全員の署名・捺印をした書類がなければ、預金を引き出させてくれないところが大半です(必要書類は金融機関によって違っており、揃えるには時間と労力を要します。)。
当方としては、銀行相手に訴訟を起こして、まずは依頼者の分だけ預金を引き出すことも考えたのですが、問題を一回で解決するために、前妻と相続人である子供と交渉することにしました。
当方としては、理と感情双方から、丁寧に説得を続けました。その結果、最終的には説得に応じてくださり、相続手続に協力してくれました。
・今回の解決事例のポイント
今回、前妻と子供が相続手続に協力してくれなかった理由は、感情的な面が大きいことが分かりました。そこで、第3者となる弁護士が間に入り、じっくりと話し合いをすることで、話を聞いてもらえるようになりました。
このように、弁護士が介入することで、進まなかった話が進展することが往々にしてあります。これは相続に限らないので、話し合いが進まず、困っておられる方は一度ご相談ください。
- 男性(50歳)・相談内容:遺産分割請求事件 ⇒ 2500万円獲得
- 男性(70歳)・相談内容:成年後見人就任事件 ⇒ 裁判所から要請を受けて後見人に就任した事案
- 女性(60歳)・相談内容:限定承認申述事件 ⇒ 債務額90,800,582円を放棄
- 女性(55歳)・相談内容:遺産分割請求事件 ⇒ 相続分以上の遺産を取得!
- 男性(63歳)・相談内容:遺言執行事件 ⇒ 遺留分請求被告事件
- 男性(48歳)・相談内容:未払残業代請求事件 ⇒ 135万円獲得
- 男性(65歳)・相談内容:遺産分割代償金請求被告事件 ⇒ 勝訴して代償金支払を免れた事案
- 女性(60歳)・江戸時代から続く土地の所有権の問題(土地の時効取得) ⇒ 土地を時効取得できた事案
- 女性(73歳)・相談内容:遺産相続(疎遠である相続人との交渉) ⇒ 遺産分割請求
- 女性(60歳)・相談内容:遺産分割(遺産不明、根強い慣習) ⇒ 相続分相当額と自宅の敷地を取得!