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法人
相談内容:請負代金請求事件
・事情
依頼者は、相手方の下請けとして、訪問販売等の仕事を行いましたが、相手方から約束の報酬が支払われませんでした。相手方は、当方依頼者が訪問販売の際に規約違反の行為等を行ったため、違約金が発生したなどとして支払いを拒みました。依頼者は、相手方からの報酬の支払いを急に止められ、資金繰りが困難になったために、相談に来られました。
・経過と結論
相手方が主張する規約違反の行為について、相手方に具体的事実を開示するように求めました。その後、相手方から開示された具体的事実について、一つ一つ事実関係を調査した上で、詳細な反論を行いました。ただ、事実関係の調査の結果、訴訟になれば依頼者の規約違反と認められかねない事実も見受けられたため、200万円を相手方から支払ってもらうという和解案で解決しました。
・今回の解決事例のポイント
弁護士と依頼者の代表者、現場の営業担当者が頻繁に連絡を取ることで、綿密な打ち合わせを行えたことにより、詳細な反論が可能となり依頼者に有利な和解となりました。